有給前の実質的な最終出勤日の前日まで、僕は変わらず仕事をしていた。居なくなる日は決まっていたのでそれ以降になる仕事は全部先輩と上司が行うことになり、最終出勤日が近づくにつれて自分の仕事は少なくなっていたが、資料の引継ぎや雑務をなるべくやりやすいように引継ぎした。最終日には仕事で戻れないからと病気の上司が選別をくれた。やっぱり口は悪いけど根は善人だった。なかなか重たい病状だったが治療が良い方向にいってくれることを願う。
最終日、会社や工場を掃除して事務員さんにも引継ぎをする。人手のいないせいで事務員さんにも雑務の一部を引き継がねばならなかったのだが、気のいい人で二つ返事で了承してくれた。更には選別までくれた。気の使える本当にいい人だった。まだ独身と言っていたし新しい仕事が決まったら飲みにでも誘おうと思う。そんなこんなで最後は事務員さんに見送られ、4年働いた職場を退職した。寂しさはあったがワクワクが勝った。この後にまた別で書くが退職後の準備も進めていた為、僕はこの後とりあえず有給消化後の最終出勤日までは純粋に何もする必要のない期間であることを知っていた。様々な手続きは本当の退職日から始まるのだ。だからこそこの有給期間は完全なる「夏休み」だ。僕はまず好きなだけ寝て、フェスに繰り出し、遠方の友達にも会いに行った。今まで4年間、休みなんてほとんど無かった。正月休みと盆休みが少しあったぐらいであとは休みなんて月に1~2日で3・4日あれば幸せなぐらいだったから本当に最高な1ヵ月だった。
とりあえず、今までこんなクソ長い駄文に付き合ってくれてありがとうございました。溜まっていた膿を出すような作業だったが、どうしても自分の要領の悪い残念さを書いておかないとここから書くことを見栄を張って綺麗に飾ってしまいそうで、ここまでに絶対マイナスな部分も残したかったんです。本当にお見苦しいものをお見せしました。
もしこれを読んでいる人で、仕事で大変な目にあっている人や、みじめな思いをしている人、不安や悲しみがを自分だけで抱えている人、そんな人たちに言いたいことはこれだけです。
今のいままでよく頑張りました。何とかかんとか今にしがみついて、生き続けてて本当に偉いです。
でも、あなたにとってきっとあなた以上にあなたを大事にできる人はなかなか居ない。いや実はこの先ももしかしたらほんとに居ないかもしれない。というか世の中のどれだけの人がそんな素敵な人に出会えてるんだろう。と思うぐらいです。
だから仕事を変えたり、環境を変えたりして自分を守ったり自分に害をなすものから逃げてもいいんです。自分にとってのベストプレイス、そういった場所を探しに行くことは幾つになっても恥ずかしいことじゃないと僕は思う。いや、そう僕も思いたい。
だから僕のことを書き記しておきます。こんなやつもいるんだと思ってください。この先、見ていて役に立つことがあったら役に立ててください。お互い、愛してあげたい自分のために頑張っていきましょう。
くろもぐら★
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