さぁ、ここからは退職してからの実体験のお話です。
離職票は退職者が会社に発行をお願いして後に発行してもらうというものですが、僕の場合は社長との会話で送りますと向こうから言ってきたのでお願いすることは無かったです。調べたら後々のトラブルを回避するために退職者にはもれなく送っている会社も多いようです。ですがこの離職票は結構来るまでに時間がかかります。結論から先に言うと僕の場合は離職票が手元に届くまでに13日かかった。ネットで調べると10日とか12日とか書いてあったが大体みんなそんなものらしい。というのも会社も退職したら、
離職票をハローワークに送る→ハローワークが処理して会社に送り返す→会社も確認して本人に送る
というプロセスを踏むからだ。しかも未だにこの処理が手書き郵送らしい。書類送付のタイミングが土日祝日の間に来たら迅速に処理されても1週間では難しいだろう。なので退職してもすぐにハローワークで失業保険などの話には行けないと心得ておきましょう。
では、それまで何をするかだが、有給期間も含め仕事を辞めてから離職票が届くまでに僕がした「やっておいてよかったと思った手続き」は以下の通りだ。
①自立支援医療受給者証(精神科)を申請する。
②退職日になったら社会保険の保険証を会社に返す。
③国民健康保険に加入する。
④中退共の解約手続きをする。
この4つでした。では①から解説します。
①自立支援医療受給者証(精神科)を申請する。
自分は退職する約2ヵ月前から精神科に通い始めた。不眠症で睡眠薬を処方してもらう為に。カウンセリングの内容などはまた別に書きますが、「抑うつ状態・不眠症」と診断され、睡眠薬を処方される事になる。この時この自立支援医療制度(精神通院医療)のことを医者から教えてもらうのだが単純に要約すると「精神科に通う方の通院費の一部を自治体が負担してくれる制度」のことで、うつ病や不安症、てんかんなど結構広く対象となる。基本的に病院は申請時に指定した病院に限定されるが「通院中の治療費・処方される薬の費用」が軽減される。申請する診断書や書類作成で費用が3000円程かかったが自分は自己負担分の3割→1割に軽減出来たので退職後時間が出来てすぐに申請した。退職後は収入が無いため、通院の支出を減らすということは後に非常に効いてきます。ですので是非制度を活用してほしいと思います。 そして僕の場合はこの申請をしていた事で、後の失業保険の離職理由「33」(特定理由離職者)の決定と、支給日数を決めるカテゴリーの「障がい者等の就職が困難な方」に該当することになる決め手の一つになったようだとハローワークで担当してくれていた方が話してくれた。その恩恵などはまた書かせてもらいますが調べればすぐに出てきますので調べてみてください。
②退職日になったら社会保険の保険証を会社に返す。
僕は保険を国保に切り替える一択だったので退職日の次の日に会社に直接持っていきました。無論、会いたくなければ会社に郵送とかでもいいそうです。これは持っていると後の手続きが遅れたりするなどのケースもあるようなのでなるべく速やかに返しましょう。※余談ですが役所での手続きで聞いた話で傷病手当などの支給の場合は退職日当日に返すと審査でダメなケースもあるようです。自分には関係ないので深く聞きませんでしたが傷病手当などを考えている方は調べてみてください。
③国民健康保険に加入する。
僕は会社に保険証を返したその足で役所に行き、国保にすぐ切り替えました。保険証が無いの不安ですし、歯医者などにはいきたいですしね。でも僕はここで少しつまずきました。会社を辞めて社会保険を喪失した証明書が無かったのです。これは離職票でも同じ証明になるそうですが、離職票はその時には手元になく会社に発行してもらう必要があるそうです。役所が会社に問い合わせてくれて確認してくれるケースもあり、僕もそうしてもらいましたが人事担当の社長はめったに会社にいない為に確認できず、会社にまた行って自分の退職関連の書類のコピーを貰ってきて役所に提出してOKを貰い国保に切り替えるというパワープレイで手続きできました。役所の人の話では、もともと保険の喪失から14日以内に切り替えないといけないというルールもあったとの事でしたので皆さんは退職の際に離職票以外にも離職証明書も早めに貰えるように会社にお願いしておくといいと思います。
④中退共の解約手続きをする。
中小企業である中小企業退職金制度のことだ。僕はこれに2年ほど加入していたが掛け金も少なかったので期待はしていなかったが、退職後の貯えを少しでも増やしたかったので解約し支給してもらった。金額にしては数万円だったし、正直掛け金の5割より少なかったので運用としてみて信用に足るかはまた調べようと思っている。これも書類を書いて送ってから2週間以上かかったので早めにすることをお勧めします。
以上、たったこれだけです。これだけですが、このあと転職活動や失業保険受給の審査や手続きなどを考えるとやっておくといいと思いますので参考にしてみてください。
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